岐阜夢ざくら劇場
2025年9月1日オープン!
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恋川純弥が、舞台に立つ理由

今日浅草木馬館の初日口上挨拶でも話しましたが
これから先自分がこの気持ちを忘れないようにここに残しておきます。
木馬館を前に先日ふと思い出したことがあります。
役者が舞台に立つ理由ってなんだろうって!
もちろん生活のためでもあると思います
生活の為、お金を稼ぐ為、人気者になっていっぱいお客さんに来てもらう為、大衆演劇でトップをとる為どれも間違いではないと思います!
でも昔、恋川純弥が毎日舞台に立って、たくさんのお客様に足を運んでいただいていた頃、自分は何を思って舞台に立っていたんだろうって。
あの頃の僕は、いつもこんなことを思っていました。
劇場に来てくださるお客様は、みんながみんな、何の悩みもなく、ただ楽しい気持ちだけで来ているわけじゃない。
仕事で辛いことがあった人もいる。
人には言えない悩みを抱えている人もいる。
大切な人との別れを経験した人もいる。
病気と闘いながら来てくださっている人もいる。
それぞれが、それぞれの人生を背負って、それでも時間を作って、
この劇場まで足を運んでくださっている。
だったら舞台に立つ自分が、その人たちの痛みも、苦しみも、悲しみも、全部吸い取ってやろう。
そして帰る時には、
来た時より少しでも元気になって、少しでも笑顔になって、「今日ここに来てよかった」
そう思って帰ってもらえる舞台を作ろう。

そんなことを毎日、本気で思って舞台に立っていました。
自分の命を削ってでも、誰かの心に灯りをともせるような、そんな舞台人になりたい。
それが、僕が舞台に立つ理由だったんです。
劇団を辞めていつの間にか月日が流れて、いろんな経験をして、
いろんなことを考えるようになったけど……
その一番大切な気持ちを、先月の月末にふと思い出しました。
だから、もう一度。
あの頃の気持ちを胸に、
今月の舞台を一日一日、大切に務めたいと思います。
今月木馬館に来てくださった皆さんが、何かひとつでも嫌なことをここに置いて、その代わりに元気と笑顔を持って帰ってくださったら、舞台人として、これほど嬉しいことはありません。
それが今も変わらないーー
恋川純弥が、舞台に立つ理由です。

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